| トップ /イベント /花の品評会 /鉢物品評会2007鉢花・蘭の部審査風景 | |
| 鉢物品評会2007鉢花・蘭の部審査風景 | 入賞品目リストへ |
| 11月25日に開催された鉢物品評会2009鉢花・蘭の部の審査風景です。 今年の気象条件から、全体的に近年にない品質の揃った出品となりました。 |
|
![]() |
![]() |
| 会場の様子 | 審査の様子 |
![]() |
![]() |
| 会場の様子 | 審査の様子 |
| ■ 審査講評 ■ | |
| シクラメンは、出品点数が昨年よりやや減少しました。しかし、8月の曇天、低温傾向や9月以降の好天などの気象条件から、全体的に近年にない品質の揃った出品となりました。特に、出品の多い6号鉢では花付きが良く、花も大きく、株のしまったものが多数みられました。大賞に選ばれた‘ヴェスタ’や入賞した‘プリティプリンセス’などの新品種は、安定した品質、商品性を兼ね備えており本年も出品物の中では優位に立っていました。しかしながら、これまでそれらの新品種に押されていた定番の赤やピンクのパステル系品種も、シクラメンらしさを再認識させる優れた出品がみられ、多くが上位入賞いたしました。また、今年の特徴として、4.5号鉢以下の小鉢において、ベルタイプの新品種や腰高鉢を利用したボリューム感などその商品性の高さが伺われ、今後さらに多くの出品が期待されます。 ポインセチアは、出品数は昨年よりも若干増加しました。しかし、冷夏の影響からか、やや葉色が薄くボリューム感にかけるものが多くみられました。また、例年多くみられたキャンドル仕立ての大鉢などは少なくなり、スタンダードなスタイルが多くなりました。その中で、準大賞となったピンクの発色がすばらしい小型の苞葉をもつプリンセチアや入賞した斑入りの‘アイスパンチ’など、これまでのポインセチアにはなかった優しく艶やかな新品種が特に目を引きました。特にプリンセチアは、需要が多い寄せ鉢などでの商品性も高く、管理もしやすいことから今後が楽しみです。また、ブーケ型の小鉢などの出品もあり、パッケージングや流通しやすい商品形態などの新たな工夫が求められていると思われます。 その他鉢花では、全体的に高い栽培技術をうかがわせる状況でした。入賞したクリスマスローズ、アザレア、セロシア‘キャンドルケーキ’、レケナウルティア、クレマチス アンスンエンシス、プリムラ ジュリアンなどは高い商品性が評価されました。また、時期的にポインセチアやシクラメンが主になるとしても、他の品目がもっと出品されてもいいと思います。 ラン類については、全体に花付きが良く、花揃いも申し分ないものでした。出品は、シンビジウム以外の品目がやや少ない傾向でしたので、今後はより多くの出品を期待します。 シンビジウムの直立仕立ては、新品種の‘おいでやす’が選ばれました。 コチョウランについては、‘ナゴリユキ’は清楚な中輪花で直立に近い新鮮な仕立て方法で好感が持たれました。観葉植物などはミニのものが良く売れているので、ランについてもミニのものがあっても良いと思います。販売側としては、価格帯(商品価値と値段とのバランス)が良いものを売っていきたいという意見がありました。 近年、鉢の色などに気を使った出品が増えてきましたが、商品の色と鉢の色のバランスがあっているとさらによく見えます。また、生産者は、資材が高騰している状況下で様々なコスト削減を進めていますが、仕立て、鉢、水苔など目に見える部分では、高級感や上質感を出す栽培技術や工夫をさらに進めていただきたいと思いました。 |
|
|
平成21年11月25日 審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部 部長 新美善兼 |
|