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| 4月15日に開催された鉢物品評会2009ポットプランツコンテスト春の部の審査風景です。 | |
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| 審査の様子 | |
| ■ 審査講評 ■ | |
| 2月は例年より暖かく推移し、花壇苗の流通が例年より早くから見られたようですが、3月に入ると寒暖の差が激しくなり、品評会の直前には気温が高い日が続きました。軟弱徒長することが心配されましたが、品評会に出品されたものの品質は優れたものが多く、各生産者の努力のあとが見受けられました。 以下に審査の過程で気づいた点を記述しますので、今後の参考にしていただきますようお願いします。 種類別にみると、ペチュニア、マリーゴールド、ラベンダーが多く出品されていました。これらの中には、これからの春〜夏の花壇に植えたくなるような、また寄せ植えの素材として興味深い、新しい花色、葉色、草型を持つものが多くみられました。加えて、新品目や新品種であっても、しっかりと作りこなされているという審査員の声が多くありました。また、ミックス出荷においては、配色に工夫されているものが目立ちました。これらが花屋さんの店先に並べば消費者の消費意欲を高めると思われます。ただ、中にはやや時期から外れた品目も見られました。目新しさを感じる部分もありますが、自然感を評価する最近の傾向から評価が分かれるところです。 ロングポリポットによる品物の出品が目立ちましたが、これは流通過程での管理がしやすく、消費者の手元によりよい状態で届くことが予想され、流通関係者からは概ね好評でした。逆に、増えつつある3.5号ポットについては、従来の3号ポットに比較して、消費者で利用される時の植えにくさを指摘した審査員もいました。 植物生長調整剤については、概ね適切に使われていましたが、一部にやや過剰な使用が疑われるものがありました。消費者の手元に届いてからの生育を想定した生産に心がけてください。 ラベルについては、販売促進のアイテムとしてほとんどの商品に付けられていました。種類も様々で、ポットの大きさに合わせたワイドタイプのものも増えているように思います。新品目の消費拡大にはその記述内容は重要で、水やりの間隔や観賞場所など、狭い面積に具体的に分かりやすく書かれていました。また、ポットプランツは出荷時点では花色等が分からないことも多く、ポットごとに開花時点の写真がついたラベルは、消費者にとって親切に感じられます。さらに、「生産者からの一言アドバイス」などは、ガーデニング初心者の人の購買意欲を強くそそるものと思います。これらの工夫は、年々充実してきています。しかし、中には商品名(ニックネーム)のみ記述し、植物名などが書かれていないものもありました。今後、ガーデニングに興味を持つ方を獲得していくに当たってはマイナスとなりますので、改善をお願いします。 ポップについては、経済状況を受けてか減っているように感じた審査員もいましたが、付けられているものについては、その記述内容はどれも非常に親切で、来歴や詳しい栽培方法、生産者のこだわりなどが書かれていました。 以上のように、全般的にみますと、今回の品評会は、最新情報の提供と消費の拡大という目的を充分達成できたものとなりました。 現在、「花育」の推進が全国的に展開されており、各地で花を使った町づくり、地域づくりを行っている事例も数多く見られます。このような運動が円滑にかつ長期的に継続されていくためには、私たち花の生産・流通・販売に関係するものが適切に情報を提供していく必要があると思います。これに対し、ポットプランツコンテストが、これからも大きな役割を果たしていくよう関係者の一層の努力をお願いし、審査講評といたします。 |
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| 平成21年 4月 15日 審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部 部長 新 美 善 兼 |
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