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東海鉢物品評会2009 観葉植物の部審査風景 入賞品目リストへ
4月8日に開催された鉢物品評会2009 観葉植物の部の審査風景です。
会場の様子 審査の様子
■ 審査講評 ■
 出品物は全体的に品質に優れ、生産管理における高い技術レベルを感じさせる品物が多くありました。新品種や寄せ植え、仕立て方法など新しいものが出品され、商品であるという意識の高まり、旺盛な生産意欲が伺われました。また、観葉植物をインテリアとして捉えることが浸透してきており、鉢の形や色、植物と鉢とのバランスを工夫した品物が多く認められました。
 農林水産大臣賞に推挙したフリーセア(6号鉢)は、充実した株できで、ツヤのある褐色を基調とする斑入り葉がシックな落ち着いた印象を与え、形状が特徴的な高級感ある白色陶器鉢とのバランスも良好であり、インテリアとして申し分のない商品でした。
 6号鉢以上で存在感のあるアンスリウム、アロカシア、デヘンバキア、フィカス、フィロデンドロン、レッドバナナは、ホテルなどの業務用には欠かせない重要なアイテムになりますが、家庭用としては使いづらい一面があります。ホームユースを前提とする場合は、高さ 以内で作り込むことが重要です。鉢サイズは4〜5号を中心とする商品提案が有効であり、さらに小さな3号鉢の品物も期待されるところです。今回の品評会では、素材として今後有望と思われるものが多くありました。今後はインテリア性のある商品として完成させる努力をお願いします。その際の基本にラベルがあります。新品種には必ずラベルを付けるようにしてください。名前と簡単な性質・管理方法を記載することが必須です。さらに、オリジナルな商標やマークで差別化を図ることも重要です。陶器鉢は、高級感を出すために有効ですが、植物の品質やバランスを考慮することが前提となります。また、家庭での扱いやすさ、観賞後の取り扱いも考慮する必要があります。プラスチック素材でセンスの良いものを選択することも有効ですので、陶器鉢とプラ鉢の使い分けが重要です。
 その他、節油のための密植が原因と思われる軟弱徒長のものやブルーのプラ鉢など植物の緑色との配色バランスが悪いものなどが認められました。カラーコーディネートは商品性を左右する重要な要因ですので、改善をお願いします。また、鉢土の表面を隠すため化粧砂を使用したものがありましたが均一に撒かれておらず、せっかくの配慮が無駄になっているものがありました。商品としての完成度を高めるには、細かいところまで気遣っていただきたいと思います。
平成21年 4月 8日
審査長  愛知県農業総合試験場園芸研究部
部長     新 美 善 兼